電力自由化に伴って停電リスクは増えるか?
=極端に増えるとは考えにくいです。
1.消費者保護の法律があるから
2.電力会社間の相互扶助があるから
3.管理と対応体制が自由化前と変わらないから
これらが理由です。
1.消費者保護の法律があるから
資源エネルギー庁(経済産業省)が、
消費者保護のための対応策を取り決めています。
=電力が止められることは基本的にありません。
(一時的な割高料金はあり得ます)
2.電力会社間の相互扶助があるから
同じ電線に様々な電力会社の電気が同時に流れます。
・A社=故障(停電)
・B社=A社へ供給
・C社=A社へ供給
A社に肩代わりした電気料金を後からA社に請求
という取り決めがあります。
3.管理と対応体制が自由化前と変わらないから
消費者の手元までの送電を担当する送電会社
=電力ネットワークの管理
=停電への対応
この体制は自由化前後でと全く変わりません。
【2016年1月時点の現状】
・企業・工場など向けとして60%〜70%の販売量が自由化
・約120社の新電力会社が参加
この状態で問題なく運営されているので、
電力自由化によって停電が多くなるといった事態は考えにくいと思います。
それでも不安な方は、
蓄電池など自宅単位で停電に備えて電力確保しておくと、
より安心だと思います。
(参考)停電リスク回避の蓄電池システム
補助金のサポートもあるのがありがたいと思います。